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ルガーレッドラベル・オールウェザー(のはず) [愛銃紹介]

やっとルガーの上下ニ連銃"レッドラベル"がやってきました。

実はルガーが気に入ったのは、夏の終わりくらいからなんです。
最初の1丁(いわずと知れたベネリM3)の許可が出るのを待っていたのですが、当初は5万円の
安いミロクのトラップ用上下ニ連にするつもりでした。
2丁同時申請が出来ないと言う事なので(厳密には出来ない訳じゃありません。少し面倒という事)
ベネリの所持許可が出るのを待っていたんですが、その間に銀色の上下ニ連銃をWebで見てしまいました。
何でもアメリカのスターム・ルガー社の銃で、ステンレス製という事。

「おお、カッコイイ。これぞ俺の欲しかった銃だ!」と思い込んでしまいました。
実は私はスターム・ルガー社には、ちょっとした思い入れがあります。
私が中学生の時に始めて買ったモデルガンが「ルガー・スーパーブラックホーク」だったからです。
ルガーのスーパープラックホークはシングルアクション(西部劇みたいに激鉄を起こしてから引き金を引かないと撃てない。)で、当時最強の44マグナムを撃てる銃でした。
当時の少年ジャンプに連載していた「ドーベルマン刑事」というマンガの主人公・加納刑事が愛用していた拳銃です。私の周囲ではやけに人気があるマンガでした。
(余談ですが、加納刑事の持つブラックホークは特別でした。車を撃てば車がスピンするし、犯罪者の腕を撃てば腕が千切れ飛んでしまう。高層ビルから落っこちた時はマグナムの反動で他の階に飛び込み、助かっていました。私たちの間では、同じ少年ジャンプの"コブラ"のサイコガンと双璧をなすスゴイ銃でした。)
私も友人に影響され、「俺も将来、大学を出たら上級国家試験に合格して特犯課(特別犯罪課)に入り、スーパー・ブラックホークを持って、ハーレーに乗り回すんだ。」という意味不明の事を夢想しておりました。(注意!"特別犯罪課"などという部署は架空の存在で、警視庁にそんな課はありません。それに警察官に44マグナムが支給される事はありえないし、ハーレー・ダビッドソンが支給される事もありえません。上級国家試験にパスするというエリート官僚が、現場で銃をブッ放すなどという荒唐無稽さが、半端な知識レベルの中学生です。)
その次に所持したモデルガンも、スターム・ルガーの22口径の自動拳銃でした。
(名前は忘れてしまいました。ラジコンと交換で、友達より貰ったものです。)
私にとってスターム・ルガーの銃は、S&Wやコルトと並んでアメリカを連想させる会社なのです。

しかしルガーを所持するまでは、中々紆余曲折がありました。
まずアチコチの銃砲店に電話で問い合わせても
「ルガーはライフルしかない。」「ルガーは入って来ない。」
という回答が多かったです。(そっけない応答が多かったです。(ToT))
またルガーのレッドラベルであっても、ステンレス製ではなかったり、(オール・ステンレスはオールウェザーだけです。)在庫が無いため取り寄せると9ヶ月近くかかる!などでした。
ある銃砲店でも中古が出ると言うので、半月程待ってみたのですが、やはり出ませんでした。
ちなみに(ルガーを知っている)どの銃砲店でも、異口同音に言うのは
「やめなさい。」!!!
「ルガーは造りが良くない。」「銃を知っている人なら絶対買わない。」「あんなの銃じゃない。」等等。
いっやぁー、実に評判悪いっすねぇ、ルガー。
でもいいんです。そう言われると何故か余計に欲しくなります。
(でも途中で「やっぱ682が買えるまで待とうかなぁ」とかも、けっこう思ってしまいました。)
最後に、富士山に行った時にイヤープロテクターを買った銃砲店に電話をしてみました。
ぜ~んぜん期待していなかったんですが、「あと1ヶ月すれば入るよ。」という予想外の答え。
しかも価格はかなりの安目。これはもう待つしかありません。
もっともこの時に言われた通りに1ヶ月で入っていれば、Xデーに間に合っていたんですが。
Xデーに間に合わないと知っていれば、自動的にミロク5万に決定している所でした。

そこまでしてやっと出会ったルガーですが、11/9のSKEET-SHOOTERSの練習会の後に三島まで足を伸ばして、ついにご対面しました。    しかぁ~し!
・・・ぎ、銀色に光っていない!!!
「なんじゃあ~、この水道管みたいな色は?」

そう、やっと出会ったルガー・レッドラベルは灰色だったのです。しかも「水道管ゲーム」に出てくる、水漏れしやすい鉛の水道管の色・・・。
まさか起動スイッチを入れるとフェーズシフト装甲で、色が銀色に変わる訳じゃないよね。
(ガンダムSEEDを知らない人は、意味不明だと思いますが。)
私が「ルガーって銀色じゃないんですか?」と聞くと「今はこの色になったそうだよ。」というお答え。
何て事を!これなら普通のガンブルーの方が100倍カッコいいのに。
第一、この色じゃ本当に素材がステンレスかどうかわかりません。
しかし店主の次の言葉が、私を購入へと押し出しました。
「このルガー、けっこう人気あってね。アチコチから問合せがあるんだよ。在庫の6本とも全部決まっててね。」
そうか・・・そんなに人気あるのかぁ、この水道管は。見た目も箱もモデルガンみたいだけど・・・。
さらにスターム・ルガーはトム銃砲という所が代理店だったそうですが、今はその銃砲店が無いので当分は入ってくる予定は無いようです。また個人輸入はアメリカが武器の輸出に神経質になっているため、非常に時間がかかるとの事でした。(入って来ないという意味ではないです。)
銃身はレッドラベルには珍しい30インチ(推定)だそうですし、交換チョーク付きです。
(トラップでもスキートでも使えるように、交換チョークにはこだわっていました。)
それに付属の説明書を見るとステンレス製らしい。
「わかりました!このルガーください!」
練習会でやけにハイになっていたせいもあるのでしょう。私はついにこの言葉を発しました。
手際よく店主が譲渡承諾書を作成してくれ、私はそれを受け取り家路へと急ぎました。

こうして待つ事1ヶ月。警察より所持許可が出て、銃砲店に残金を振り込んでFAXを送り、21日にルガーが手元に届きました。さっそく包装を解くと、おお!スターム・ルガーのマーク「羽根を広げたニワトリ!」がいます。

(もしかしたらニワトリじゃないかも。でも私にはニワトリに見えます。)
箱を開くと、銃身・機関部・交換チョーク3つ(2つは銃身に入っていた)とチョーク・レンチ、盗難防止用のワイヤーロックが入っています。


交換チョークは"FULL","MODIFIED","IMPROVED CYLINDER"が各1本づつ、"SKEET"が2本となっています。説明書を見ると"X FULL"というのが掲載されていますが、これは付属していないようです。
なおルガー・レッドラベルに関しての詳しいレポートは、ShootingTips.comにとても素晴らしいレポートが掲載されているので、そちらをご参照下さい。今更ド素人の私が取説を訳しながら知ッタカして書くと、恥をかくだけなんで。(月刊GUN誌ばりのカッコいい記事です!)
http://www.shootingtips.com/NewFiles/article/Ruger%20Red%20Label/Ruger%20RedLabel.html
では初撃ちの感想は、またこの次に書きたいと思います。
(もっとも私は"まっとうな上下ニ連銃"を撃った事が無いので、比較もクソも出来ないんですが。)
コールは勿論、ドーベルマン刑事のように「ド外道ーーっ!」と叫んで!

P.S
現在のルガー・レッドラベル・オールウェザーは、灰色以外にカモフラージュ柄が追加されたそうです。
http://www.ruger-firearms.com/Firearms/FAProdView?model=4182&return=Y
さすがに変わったもの好きの私も、ちょっとこのカモ柄は遠慮してしまうんですが、元々が猟銃である事を考えれば、こっちの方が正当なのかもしれません。
(いいんだ。私は灰色に飽きたら、ガンダムの色(白・青・赤)にでも塗ってみよう。)


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ベネリM3スーパー90 20”スラグ(Benelli M3 Super90 20 Slug) [愛銃紹介]

ベネリM3スーパー90 20”スラグ(Benelli M3 Super90 20 Slug)



オート&スライド兼用銃。コントロール・レバーの切り替え操作により、
本来オートに不向きな装弾でもポンプにより確実に作動させられる。
最終弾発射後には、ボルトが開放位置で停止するメカが設けられている。
  イタリア製
  番径:12GA
  薬室:3
  銃身長:20"
  プル:336mm
  コム:37mm
  ヒール:57mm
  全長:1040mm
  総重量:3.3kg
(以上、SPORTS GUN GUIDE BOOK 2006 より)

私の愛銃です。最初の1丁です。
(最初の1丁目がベネリ~という呆れ声が聞こえてきそうですが・・・)
黒と銀(クロームメッキ)がありますが、私のは黒です。
このブログでも書いたように、私がキャンプに行った帰りに宇都宮の銃砲店へ立ち寄り、
中古で展示されていたものでした。
その金額は9万4千円なりぃ~。(安い!)
この銃は初期型だそうで後期型との違いは、見かけは遊底を引く時の指をかける
レバーが丸い棒になっています。
内部的にはその他にも多少変更されているようです。(よく知らないんですが)
私と同じように中古ベネリを購入され、「掃除の仕方がわからない!」という人のために、
掃除用の分解する手順を示します。
1、銃身部と弾倉部を押さえている金具のネジを緩め、外します。

2、先台前のリングを時計回りに回して外し、スリングを通す金具を外します。

3、この時、遊底は閉じている必要があります。

4、先台を前の方に押し出す事により、銃身と先台が一緒に外れます。

5、銃身まで外した状態。

6、先台前のオート/ポンプ切り替えレバーを少し左に回転させると、銃身と先台が外れます。

7、遊底の指をかけるレバーを引き抜きます。

8、遊底を外します。写真はここまで分解した状態です。

9、遊底を閉じるボタンの後ろにあるピンを引き抜きます。

10、これにより引き金と撃鉄部分が一体となって外れます。

だいたい、ここまでが私の分解できる限界です。これ以上やるとミツ○シ送りに
なってしまいそうなので、これ以上は分解しません。
通常の掃除は、この状態で充分だろうと、私は思っています。
ここまでですと分解も組立ても簡単で、私は多少うす暗くても、
分解なら2分、組立てでも5分以内には出来るようになりました。
ここで銃身を掃除し、遊底を丹念に拭き、機関部の中を拭きまくります。
引き金と撃鉄の部分も、外から拭ける所は全て拭きます。
初めて分解した時、白っぽいような緑っぽいようなカスが端についていたので、
それらは爪楊枝とボロ布で拭き取りました。
オイルは付け過ぎてはいけない、との事ですので、オイルで拭いた程度の
ボロ布で拭いています。(ベトベトにしない程度)
M1とかなりの部品が共通であるといいますが、どの部品が共通なのか
私には判別がつきません。
なお、よくこのベネリは「軍用っぽい銃」と言われます。
という訳でどこかの軍が採用しているのかと思ったら、私が調べた範囲では
ベネリM3を正式採用している所はないようです。
米軍正式散弾銃トライアルに参加してダメだった事は、ベネリを好きな人なら
みんな知っていると思います。その後正式採用されたのは、ベネリM4
(それともH&K M1014と言うんでしょうか?)だそうです。
ベネリM3の一番の特徴は、オート/スライドの切り替え機構です。
先台の前のつまみを左にひねると、ポンプアクションモードになります。
なお、銃身が26インチのものはリブ付きでインベスターチョークが5本
ついているそうです。
このベネリM3、中古で買いましたが、ほとんどキズがなく、当然ガタも無く
銃身内部も非常にキレイでお買い得だと思っています。
(私が使っていて、ちょっとキズを付けてしまいましたぁ~(泣))
良く「ジャムする」とか「回転不良がある」という話も聞きますが、
まだ連発した事がないので、その点はよくわかりません。
(1発づつ装填して、完全に単発銃として使っています。ハハ)
しかし・・・軍用チックと呼ぶにはちょっとヤワそうな気がします。
機関部のボディは軽合金っぽいし(アルミ合金のような気がしますが・・・)
内部の部品も少し力を入れると「ベキッ」と行ってしまいそうな・・・。
スライドさせるためのレールなんぞ、強引に扱ったら曲がってしまいそうです。
よくクレー射撃で、年間の消費弾数を「2万発」とか聞きますが、
このベネリで2万発撃ったら、銃がご臨終になってしまいそうです。
(そんな事ないんでしょうか?どなたかベネリで数万発撃った方は、いらっしゃいますでしょうか?)
稼動部分が多い自動銃なんで、耐久性は当然上下ニ連銃に劣るのかもしれませんが。
まあ今の所、欠点らしい欠点は見当たりません。
この銃を買って本当に良かったと思ってます。(何よりカッコいい!)


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