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夫婦シューターの創り方 [クレー射撃(1年生)]

作り方と言うほど大げさなものではありませんが、私が思う「妻を射撃に誘う方法」とでも
言うものです。
(けっこう「どうやって奥さんを誘ったんですか?」と聞かれるので。)
私の場合は、「夫婦で一緒に出来る趣味」「年を取っても出来るスポーツ」「その気になれば国体なんかも狙えるかもしれない。」という言葉で妻を誘いました。
ただ我が家がちょっと他の人と違うのは「夫婦で一緒に始めた」という点だと思います。
私の妻は、私がエラそうにするのを大変キライます。(私は普通に教えているつもりなんですが。)
その一番の例がスキーです。私はスキーはマア人並み(よりちょっとマシだと自分で思ってますが)
程度に滑る事が出来ます。妻は私とスキーに行くまで、スキーをした事がありませんでした。
私としては懇切丁寧に教えているつもりですが、「エラそう」「ムカつく」「もうやらない」の3拍子が来てしまいました。(妻は旦那のスポーツが出来る姿を見て「カッコイイ!」と思うタイプではないようです。「スカシやがって!」ぐらいに、心の中で吐き捨てております。他の人に教えて貰うのは、素直に聞けるそうなんですけどね。)
その点、射撃は私も経験がありません。妻も私も同じ条件です。私が妻に教える事はできません。
この点が妻はいたく気に入ったようです。
また水泳やテニスなんかも一緒に出来るスポーツですが、こういうスポーツはやはり体力がある方が有利なため、男女でやると女性は面白くない場合が多いと思います。
射撃には特に体力はいらないと思います。(銃を構える力があれば。)
この他に「腕をけっこう使うので、二の腕が細くなる。」「腰を回転させるのでウエストが細くなる」
「姿勢を重視するので姿勢がよくなりヒップが引き締まる」という"ある事ない事"を並べ立てます。
「射撃をやっている女性って、割と引き締まった人が多いよ。」等とうそぶいてみるのも手かもしれません。
そして「たまに夫婦で遠くに出かけて、自然の中で銃を撃つっていうのも、気持ちが良くてストレス
発散になるよ。」と誘うと、少しは関心を持ってくれるのではないでしょうか?
私たち夫婦は、今まで共通の友人・知人はあまりいませんでした。(友人と会う時は大抵別行動。)
射撃を始めて趣味方面でも会話が多くなり、非常に良かったと思います。
どうです?ぜひ言葉巧みに奥さんを射撃の世界に引き入れては?
とりあえず撃ちに出かけるのに、後ろめたい気持ちは無くなりますよ。(子供の事を除いて。)

P.S
実は妻と「うまくなったら本場イタリアにでも、旅行がてら銃を見に行こうね。」等と、軽々しく約束してしまいました。(ああ、何と言う軽率さ。一生の後悔です。)
皆さんはこの手の誘い文句は重々注意してお使いになる事を、老婆心ながら申し上げます。


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夫婦シューターって、けっこう多い? [クレー射撃(1年生)]

私達はちょくちょく射撃場に見学に行くのですが、意外に女性もいるように思います。
ご夫婦で撃ちに来ている人もけっこう多いです。今までにも何組か見ました。
つい先日もご夫婦で撃たれている方が、2組いらっしゃいました。
1組は以前にもお見かけした人で、射場の人いわくダンナさんは何かの大会でチャンピオンになった方だそうです。
しばらく後ろから見ていたのですが、女性にも関わらず銃を軽々と扱う事!見事です。
妻も「どうしてあんなに楽そうに撃てるんだろう?」と言っていました。
口径が違うのでしょうか?それとも「××ライト」というような軽い銃を使っているんでしょうか?
(銃が軽いと反動は強いと思うんですが。この女性は楽々と連射していました。)
夫婦で射撃をする人も段々増えてくるなら、射撃場もゴルフ場のように、もう少し垢抜けた雰囲気にしてくれると良いのですが。
(射撃場のレストランで、おいしいスイーツとか出してくれると、楽しみも増えるんじゃないでしょうか?)
確かに「鉄砲って恐い」というイメージがあるのでしょうが、実際に所持してみると
むやみに恐がるほど危険なものではありませんでした。(無論、扱いに注意は必要ですが。)
銃が危険なのではなく、持っている人が危険なんだと実感しています。
射撃って男が得意とか、女が得意とか、そういう事がないスポーツなんで、
もっと夫婦で射撃をやる人が増えるといいなぁ、と思う今日この頃です。


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2005年12月11日・・・ベネリM3、絶不調! [クレー射撃(1年生)]

この日は、前の週に三進さんで調整した妻の銃の試し撃ちに行きました。
昼過ぎに射場に着くとこの日は寒いせいか、銃砲店の射撃大会がある割には空いていました。
C面に入るとさっそく妻はチークパッドをつけたベレッタを取り出し、射台に入ります。射面には妻1人。私は携帯で写真を撮ります。
妻が構えた時・コールした時・撃った時の三パターンを、何とかカメラに収めます。
写真を撮っている間に、皆さんに「撃つ時の頬付けが甘い」と言われた部分が、何となくわかったような気がしました。
妻は構えた時は頬付けはしっかりしているのですが、コールしてクレーを狙う瞬間、心もち目線を上げるクセがあるようです。クレーを目線が追って、頭をわずかに上げてしまうのでしょう。これにより頬付けが甘くなり、反動で下あごを打っていたようです。
「もしかして、これが東核さんの言う"ヘッドアップ"って言う奴なか?」と1人で納得しておりました。
1R目を撃ち終えて戻ってきた妻に、携帯の画像を見せながらこの事を話します。本人は意識して頬付けをしているようですが、やはり撃つ瞬間は夢中になってしまうようです。
なおチークパッドの効果はかなりあるらしく、この日は顎はあまり痛まないようでした。

妻が1R撃ち終わり、私はスキート面に移動すると、SKEET-SHOOTERS練習会でお会いしたWさんがいらっしゃいました。(ちゃんとWさんも私の事を覚えていてくれたようです。)一緒にいたのは、やはり上級者の集団らしく、その人たちが終わって私が射面に入ります。
1番射台に入り「ハイッ」という掛け声をかけますが、いつも通り1番プールは外します。次にダブル。ところが1発目は弾が発射されましたが、2発目が発射されません。
弾を装填し直します。ところがそれでも弾は発射されません。カチンという激鉄が落ちる音はしているのに、弾の雷管の所には何の痕もないのです。
そう、これは那須のXデーで起こったのと同じ症状です。引き金を引いてハンマーが落ちる音はするけど、激針が弾を叩いていない。
よ~く見ると、遊底が完全に閉じきっていないようです。(一見ちゃんと閉じているように見えますが、ベネリの場合はさらに遊底の先が回転して閉じるようになっているのです。)レバーをグイッと押すと遊底が少しだけ前進し、完全に閉じられました。
ですがこのままではダブルは撃てません。プーラーさんが「シングルで撃ってみれば?」と言うので、仕方なく挙銃したまま・ノータイマー・シングルで撃ちます。
結果は11枚。途中4番が1枚しか当たらなかった事を除けば、私としてはまあまあです。

レストハウスに戻って、ベネリを分解してみます。那須の時はこれで復活しました。
しかし今日は掃除道具も持ってきていない。(ToT)
他に出来る事も無いので、気休めにティッシュで撃針だけ拭きます。撃針にも異常はありません。
掃除をした所で気を取り直して、2R目に挑みます。
ところが・・・今度は最初っから弾が発射されません。
何度か弾を装填し直してみますが、やはり「カチン」という音はしても弾が出ません。(よく「ボルトを手で戻すと、完全に閉鎖しない」と言いますが、私は閉鎖ボタンでボルトを閉じています。)
仕方なく、私は射団から外れました。トボトボとレストハウスに戻ると、もう一度分解して組み立ててみます。トラップC面には人がいなかったので、プーラーさんにお願いして、試射させて貰います。
この時は10発以上撃って、全て何の問題もなく回転し、弾も発射しました。
プーラーさんが「大丈夫そうだね。」と声かけてくれたので、もう一度スキートをやってみます。するとまた狙ったように2発目から発射できない。(回転は正常にしています。)
いずれの場合も、ボルトの閉鎖が完全ではないようです。
弾も今までと同じB&PのCompetition2000なのに、何故?
仕方なく、ベネリをスライドアクション・モードにします。始めてのスライドアクション撃ちです!(あまりうれしくない状況ですが。)
スライドアクションに気を取られ、あまり射撃に集中していない割には結果は良くて、過去最高タイの13枚。狙いすぎたり、考えすぎたりするとダメなんでしょうか?
(それでは進歩が無いような気がするのですが。)
結局この日は妻は4R、私が2Rで終わりました。
私は(シングルとは言え)11枚と13枚なので結果は悪くなかったのですが、ベネリが連射できない・撃てないという事件のため、「壊れたのかもしれない・・・」と重い気持ちで家に戻りました。

P.S
ベネリが気になる私は、月曜日の昼過ぎくらいに会社のそばのGunShopGBさんへ行ってみました。
GBのマスターが言うには、「弾との相性が悪いのと、(私が)肩を引いて反動を逃がしている等、いくつかの原因が複合して回転不良が発生したのかもしれない。ベネリ自体はあまり壊れる銃では無いし、(私の話では)部品の故障ではないと思う。」と言う事でした。


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2005年12月3日・・・いい日、日暮里 [クレー射撃(1年生)]

先週、NS-WEBの練習会で妻の銃を見たH先生に
「ベンドが低いのでチークパッドを着けた方がよい。」と言われたので、さっそく日暮里の三進小銃器製作所へお伺いする事にしました。朝8時に家を出て、10時前には三進さんに到着します。
(最近、遠距離が多いため50キロ程度は近く思えます。高速使ったけど。)
三進小銃器製作所は日曜日・祭日が定休日のようです。営業時間は9時から20時くらいまで。
日暮里南公園のすぐそばに工場と並んだ店舗があります。
店に入ると既にH先生やお店の皆さんが出迎えてくれました。
まずは先週のNS-WEB練習会のビデオを見せてくれます。(丁度妻の撃っている所でした。ここだけわざわざ編集しておいてくれたのでしょうか?)
ぽりぽりさん、コロゴさんと一緒に、妻が撃っています。
妻のベレッタを出し、H先生に見てもらいます。H先生は妻に構えさせ、
「顔を前に出すのはダメだ。もっと自然に頬付けできるようでないと。」と言うと、チークパッドを1枚
取り出し、ガムテープで銃床に貼り付け、再度構えさせました。
妻の銃は中間照星が無いため、一円玉を中間照星の位置に乗せて
「リブの上面が少し見える感じで一円玉の上に照星が見え、その上にクレーが来た時に撃つようにするんだ。」と説明しながらベンドの高さを見てくれました。
なおピッチダウンも大きくした方がよいとのアドバイス。私は「今の弾は反動が小さいためピッチダウンの角度はあまりつけなくてもよい」と聞いた事があるのですが、妻自身もピッチダウンを大きくした状態の方が「照星がよく見える。」と言うので、全てお任せする事にしました。
この時、H先生が参考に見せてくれた銃がベレッタ682とインベスターム(娘さんのだそうです。)
銃の全長を調べる定規で計ると、確かにインベスタームはある程度ピッチダウンの角度が付けられています。このインベスタームは可変ベント付きでした。
改めて見比べてみると682は妻の年代物ベレッタとは違い、銃床は銃身から直線的に伸び、肩にストレートに当たるような感じです。よってベントも高く、頬付けする時も、変に顔を傾けなくてもよいようです。
銃床の修正の間、H先生より娘さん達の写真を見せて貰いました。
おお、噂どおり美人姉妹です。(H先生、実は虫が付くのが心配ではないでしょうか?)次のNS-WEB練習会でお目にかかれるのが楽しみです。
妻の銃を直してもらっている間、三進社長としばらくお話しています。三進会の海外遠征した時の話で、実はアメリカでは公式ルールの射撃場は少なく、ほとんどがアメリカン・スポーティング(自然の中のコースで、どこからクレーが飛び出してくるかわからないシューティング)だそうです。
唯一スキートの公式用射撃場が米軍基地内にあるくらいだったそうです。以前に6番マークさんがこのブログにくれたコメントのように、スキートは戦闘機パイロットの必須科目だからだそうです。

我々が行って少しすると、ぽりぽりさんからH先生へ電話が入りました。私達が伺う事をわざわざ
伝えてくれたのでした。ありがとうございます、ぽりぽりさん。
やがて岩さんがやって来ました。岩さんも仕事の合間をぬって、ちょくちょく三進さんに顔を出しているとの話です。いいなぁ~、日暮里。なんか下町情緒と人情の町って感じがします。岩さんとはNS-WEB練習会ではあまり話せなかったので、話せて良かったです。
昼までにはチークパッドを付け、銃床の調整も終了し、私達は三進さんを後にしました。

後は試射するだけです。果たして妻の頬付けは良くなっているのか?
もう下あごは腫れてこないか?
妻は射撃場に行きたくてウズウズしています。

余談ですが、三進小銃器製作所のすぐ隣(公園に面した所)には、昔ながらの駄菓子屋さんがあります。(な、懐かしぃ~)私が東京(新小岩)に住んでいた頃には、近所に3~4箇所くらいの駄菓子屋があり、いつもその前では子供達がたむろしていました。
当時は1日20円か30円の小遣いを貰い、公園に行っては途中で買い食いをしたものです。(50円あればすごいリッチな気分を味わった気がします。)
最近はあまり駄菓子屋はみないようです。コンビニやスーパーに駄菓子コーナーがありますが、あれでは駄菓子屋の雰囲気が出ていません。ところがココは、中でおでんも売っている本物の駄菓子屋です。思わずうれしくなって、「お父さんのオゴリだ!1人150円まで、好きな物を買っていいぞ!」(けっこうセコイ。しかし駄菓子屋で200円買っては邪道だと思うのです。)と叫び、一家揃って帰りは駄菓子を食べながら帰っていきました。


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2005年11月27日・・・NS-WEB練習会に乱入~!(後編) [クレー射撃(1年生)]

思い込みかもしれませんが、私のベネリ(20インチスラッグ)では、スキートでもセンターポールを
過ぎて反対側の方へ行ってしまうと、もう当たる気がしません。距離にすると35m以内です。
当たる気がしないので、当然のように当たりません。
いま一番欲しいのが、26インチ交換チョーク付きの替え銃身です。
レストハウスに戻ると、先ほどから何度か言葉を交わしている好青年と、銃の構えについて話をします。名前も聞かずに話していたので、こっそり他の人に尋ねてみるとこの好青年が「若」さんでした。いっやー、話もうまいし頭もいい。おまけに甘いマスク!(しかも爽やか系)う~ん、モテそうな感じですねー。でも若さんは若いにも関わらず、銃に関しての見識はかなりのもののようです。
また子供の頃から射撃大会について来ていたらしく、私たちが
「今日は子供を連れてくる予定だったんですけど、子供の方に拒否されちゃいました。」という話をしますと、若さんも子供の時は来ても近所の山で時間潰しをしていたという話をしていました。「相手してくれる人がいないと子供にはツライですよね。」というご意見です。子供心もわかってらっしゃる。

3R目をSINさんと撃ちに行こうとすると、スキート面には他のお客さんがいらしていました。
私のベネリとSINさんの870を見ると
「すごい銃ですねぇ~、戦争でも行くんですか?」と言われました。
私が何と返事したらいいのなぁ~と考えていると、SINさんが
「ええ、いつでも×××救出に行けますよ!」とのお答え!
ナイス解答です。SINさん!座布団3枚!
私も見習って、いくつか回答バリエーションを用意しておきましょう!
(「本当の敵はザビ家ではないのか!」(from ガンダム)、「命を賭けてまで、戦う意味は何ですか、ケリーさんっ!」(from ガンダム0083)、「次に出会った時、アイツは敵だったんだ。なら、戦うしかないじゃないかっ!」(from ガンダムSEED)等など)
3R目の結果は9枚。(ノータイマー・挙銃あり・ダブル)
この後、連日の疲れのせいか一時強烈な眠気に襲われます。
ベンチに座ってぼんやりしていると、隣ではH先生が他に人に銃の振り方について実演しながら
アドバイスをしています。H先生は、この日はほぼ全員、後ろについて射撃をフォームや狙いどころをチェックしたり、アドバイスしたりしてくれていました。
この次の4R目も7枚。一進一退です。
妻の最後の3R目、昨日写真を撮ったら「写真じゃ(射撃時の頬付けが)よくわからない」と言われていたので、動画で撮ります。私が動画で撮った時はたまたまクレーに当たった時が多かったのですが、撃つ瞬間に頬が銃床から離れているかどうかまでは、わかりません。ただ相変わらず「右顎が痛い」と言っているので、頬付けが悪いとは思うのですが。
(ちなみにこの日は動画の取りすぎか、メモリが一杯になり写真があまり取れませんでした。)

午前中の遅いクレーは最後の回になります。ぽりぽりさんが「拾い撃ち出来ますよ。」と声をかけてくれます。当然、妻は参加しました。コロゴさんも「この後コンサートに行くので」と言っていたのですが、最後に拾い撃ちだけはやっていく事にしたようです。
拾い撃ちはストレートのクレーだけでしたが、慣れてくるとストレートはけっこう難しいと聞きました。私はこの時は他の人と話していて、妻の射撃を見ていなかったのですが、あまり調子が良くなかったそうです。なおこの時はコロゴさんはかなり当たっていたと妻から聞きました。
コロゴさん開眼か!と思うような得点です。
くっそ~、ますます置いて行かれる。この後は素直に弟子入りするしかないようです。
私も最後に撃ち返しで1Rやらせてもらいます。(だって1100円で1R出来るんですから、やらないともったいない。)
この時は、また調子を見るために挙銃したまま・ノータイマー・ダブルです。
しかし結果は7枚。なんじゃこりゃぁ~!挙銃してもしなくても得点が一緒???
ともかく4番5番がまったく当たらなくなってしまいました。
それと各台とも最初のシングルが当たらない。何で?
ちょっと集中力が切れてきたのかもしれません。(今まで4R以上撃った事がないため。)
妻も同様です。妻は今まで最高でも3Rしか撃ったことがなかったため、、4R目ではかなり疲れていて「二の腕が悲鳴を上げてる」と言っていました。最初は「午後の早いクレーも1R撃って見る」と言っていたのですが、既にガス欠になってしまったようです。
そんなタイミングで子供達から電話が来ました。時刻は2時半でまだ少し早めでしたが、引き上げ時のようです。

最後に、先日妻が「射撃時に頬と銃床が離れている」と言われた事で、銃床とフォームについてH先生に尋ねてみる事にしました。H先生は快く「じゃあ銃持ってちょっと構えてみて」と言い、妻のフォームを見てくれました。やはり妻の銃は昔の銃のため猟銃に近く、ベントが深いようです。チークパッドを付けた方がよい、との事ですので、近い内にお店の方にお邪魔させて貰う事にしました。
他にも構え方などのアドバイスをして貰いました。ありがとうございます、H先生。
私は朝から「どの人がベレストさんだろう」と思って、時々周囲の人を見ていましたが、結局最後まで誰だかはハッキリしませんでした。
(スキートの時に一緒にいて、アドバイスをくれたのがベレストさんだとは知りませんでした。)
帰る前、ぽりぽりさんに「ベレストさんってどなたですか?」と聞くと、ベレストさんを呼んでくれました。写真とはちょっと違う気がします。「○○(本名)です。おとうたまから紹介されました。」と言うとベレストさんは豪快に「またスケベとか言ってたんだろう?」と笑っていました。ぽりぽりさんとベレストさんが「来年にはおとうたまも(NS-WEBの練習会に)参加してくれるだろう。」と話していました。(期待されてますよ、おとうたま。)

NS-WEB練習会は大変ご盛況でした。たくさんの方々がいらしています。
本当はもっと大勢の人と色んな事を話していたのですが、あまりに多くの人がいたため皆さんの
名前を覚える事が出来ませんでした。(もっともお互い名乗ってもいない場合が多かったのですが。)でもとても楽しかったです。ありがとうございました。
NS-WEBの人たちは有名人?が多いせいか、周囲に練習に来ている人たちもアチコチから挨拶がてら話しに来ていたようです。
ぽりぽりさんを始め、H先生、若、ベレストさん、岩さん等多くの人が練習会を盛り上げるために、
気遣い細かく動き回っておられました。
次の時もお声をかけて頂ければ、是非参加させて頂きたいと思います。


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2005年11月27日・・・NS-WEB練習会に乱入~!(前編) [クレー射撃(1年生)]

この日の私の朝は腹痛から始まりました。妻が時間どおりに起こしてくれたのですが、腹痛のあまり布団から出られません。
前日も腹の調子が悪かったのですが、この日の腹痛はそれとは比較にならない程です。
しばらくトイレでうなっています。じ、時間が・・・。
とりあえず妻から整腸剤を貰い、8時半すぎに家を出ました。(今日は近くで助かったぁ~)
ほぼ9時ジャストには射撃場に到着しました。既に駐車場は一杯です。すごいなぁ、NS-WEB。
荷物を持ってトラップC面へ・・・。レストハウスには「NS-WEB練習会」の張り紙があり、中はNS-WEBメンバーで一杯です。それに既に皆さんビシバシ撃っています。
レストハウスの中に入るとH先生がいらっしゃいました。名前を告げ、参加者名簿に名前を書くと、NS-WEBご謹製の缶バッチをもらいます。ぽりぽりさんのブログで既に見ていたけど、とても良く出来ています、この缶バッチ。文字を適度にいれてスマイルマークにしている所がナイスです。
既に第1組は撃っている最中です。どうやら幹事のぽりぽりさんは射撃真っ最中でした。
コロゴさんも既に到着していて、今は射台に入っています。
9日以外は、コロゴさんとは全回ご一緒です。今日もよろしくお願いします、コロゴさん。
(馴れ馴れしくも、既にマブダチもーどです。)
その時「SHINDENさんですよね」と声をかけてくれた男性がいます。「1951うさぎです」。
うさぎさんも奥さん同伴での参加です。でも奥さんは射撃はやられないとの事。
うさぎさんと奥さんを見ていて、ふと気づいた事がありました。
「23日にこちらに来られていませんですか?」
と私が訪ねると、やはり来られていたそうです。いやぁ、偶然ですねー。
しばらく撃っている人たちを見ていると、「これ、M3ですよね?」と話しかけてくれたのがNOVさんでした。
NOVさんはまだお若く、やはりベネリをお持ちだそうです。ベネリ仲間1人発見。
今日はそれでダブルトラップを撃つそうです。
NOVさんも「夫婦で同じ趣味を出来るっていいですねー。」とおっしゃってくれます。
出来ればやはり奥さんも一緒に射撃をして欲しいようです。
しばらくNOVさんと話しているとSINさんが登場。ちゃんと「SIN」という名札まで準備しています。
SINさんの銃は黒いM870。ストックにつけた装弾用サイドサドルなどの小アイテムが利いています。(カッコいぃ!)
他にもちょっとしたアクセサリを付けていて「870ポリス似」にしているとの事です。
SINさんのお友達に23日にお会いした事を話しました。その時に見せて頂いたH&Kの上下二連もそうですが、けっこう珍しい銃を外国から個人輸入しているそうです。
こないだ見せて貰ったヘッケラー&コッホの上下二連は日本に4丁しかなく、その内の3丁までがSINさんの友達が持っているそうです。
やがて第1射団が上がり、ぽりぽりさんが入ってこられました。
挨拶をすると「あ、SHINDENさんですね。どーも初めまして。」
と笑顔で丁寧な挨拶を返してくれます。
ブログでの想像通り、優しいとっても腰の低い方です。
次に妻が撃ちます。1R目はまず肩慣らしなので写真は撮りません。
私は隣のスキートを撃ちに行きます。この時は構えたまま・ノータイマー・シングルのみです。今日はかなり本気練習モードです。1Rごとの課題も決めています。
結果は12枚。自力では初めての10枚超えです。写真を取りに来たぽりぽりさんが、親指を立ててナイス・サインを出してくれます。サンキュー~!
でも内容は今一つ。まずは1番プールをいつも通り初っ端から外してしまう事。
4番・5番がほとんど当たっていない事。まだまだ常に10枚超えとは行かないようです。
戻るとぽりぽりさんが忙しそうに、あずきの缶詰を開け、おもちを焼き始めました。
(モチはすでにサイコロ状に切ってあり、ジップ付きパックに入ってました。準備がいいです。)
パパパっと手早く鍋に入れ、お汁粉の完成です。容器に入れて、みんなに振舞われました。
(誰かが「こりゃ薄いんじゃない?」と言ってました。後でNS-WEBの掲示板で「アメリカンお汁粉」と
命名されていましたが。ナイス・ネーミング)でも体が暖まるし、おいしかったです。
私よりはるかに気合を入れてスキートを攻めている方がいます。スキえんさん!
(相当なラウンド数をこなしていたようです。)
2R目はぽりぽりさんやSINさんも一緒でした。コーチにベレストさんが付きます。
(この時はまだ、ベレストさんだと気づきませんでしたが。)
このRは、挙銃あり・ダブルでノータイマーです。
有名なぽりぽりさんのマリリン。初めてみました。この前GunShopGBで見たマリンマグナムとちょっと違うような気がしたのですが、気のせいかな?
私のベネリと並べてみたのですが、銀色のせいかベネリより頑丈そうに見えます。
(実際銃身は厚いようですが。)
だが実際に撃つと迫力がありますね~マリンマグナム。いいなぁ。私もあの銀色の銃を
ガシャンガシャン言わせて撃って見たいです。(何より銀銃をスライドさせて構える姿がカッコいい~!シビレます。)
しかし、このスキートで恐るべき技を見せてくれた方がいらっしゃいました。
SINさんです。SINさんは黒いM870(ポリス似)を素早くスライドさせ、次々とダブルで
クレーを撃破して行きます。スゴイ!スゴすぎます。
(正直、私が2発撃つより早いです。)私がどうしてそんなに早く撃てるのかと聞くと
「スライドを押すイメージで撃つんです。」という事。
(スライドアクションのうまい人は良くそう言うのですが、よくわかんないです。)
ベレストさんが時々アドバイスをしてくれています。しかしベレストさんの感想
「ワッハッハ、スキートは自分でやるより、人のを見ている方が面白いや。」との事。
普段トラップの人のお楽しみスキートはワイワイお祭り感覚で楽しいですよね。
当たるもヨシ、外すもヨシ、みたいな感じで。
(もっとも私はスキートがメインのはずなんですが・・・)
なおこの時さらに脅威の技を見せてくれたのが・・・スキえんさん。
1Rで3回くらい同射(1発で2つのクレーを同時に撃ち落してしまう事)を出していました。
狙いどころが良すぎると言うか、何と言うか。
ベレストさんが「フィールド・スキートだったらバッチリだったんだけどね~」と言います。
(狙ってやっているならスゴすぎです。狩猟ならすごい経済的。)
結局この時の結果は7枚。う~ん、挙銃して撃つとこんなものでしょうか?

・・・やばい、また長くなってしまいました。(短くまとめるつもりだったのに。)
   後編に続きます。・・・


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2005年11月26日・・・初心者研修会・研修射撃(タダ撃ち)編 [クレー射撃(1年生)]

工場見学が終わり、一同はSKB友部射撃場に移動します。
SKB友部射撃場は、新SKB工場から車で5分程離れた場所にあります。
高原風の紅葉の林を通り抜けると、右手に白亜の建物が見えます。レストラン白鳥です。射撃場は道路を挟んだ向かい側になります。

レストランに入ると、コロゴさん・LEFORZAさん・Sさんが既に席に着いており、私達も同じテーブルに座ります。メニューはカキフライカレー。おいしかったです。(しかもタダ飯)

改めて見渡すと夫婦で参加している人がけっこういます。私達以外に3組はいたように思います。
女性の単独での参加も数名いたような・・・。女性に流行るモノは必ずブームになるという事ですので、若い女性シューターには、これから是非とも頑張って頂きたいものです。
話をしていると、Sさんは今回がまだ2回目の射撃だそうです。景色の良さから那須に行く事が多いとの事。(よくO選手にスキートを勧められるそうです。うらやましい・・・)
13時から射撃開始です。コロゴさん・LEFORZAさん・Sさんがトラップ左面、妻は1人トラップ右面、私がスキート面です。スキートをやるのは3人。後は全員トラップ組でした。
(スキートをやるのは、女性シューター以上の希少価値なのでしょうか?)
一緒にスキートをやるメンバーの内、1人は射場に入る時に話しかけてくれた人でした。
話をしていると、やはり最近ミツ○シで銃を購入したそうです。持っているのは上下二連。
もう1人の方はベレッタのシンセストックの自動銃です。(おそらくウリカだと思います。)
我々3人以外に、これから銃を所持しようと見学に来ている方がいらっしゃいました。
話をしていると「ブログを開いている人ですよね?」と尋ねられます。
意外に色んな人が見てくれているようです。ありがとうございます。今後の猟銃所持を頑張って下さい。(X2にはご一緒できるかもしれませんね。)
その方もやはりT県の方で、上下二連の方と、U市は銃所持に関して警察が厳しい、というような話をされていました。
コーチをしてくれるのは、何と大佐ぁさんでした。
(一瞬、おとうたまとクロさんの計らいかと思いました。)
友部のスキート面は平らではなく、センターポールの所が一段高くなっています。
私達は挙銃したまま・ノータイマー・JAPANルールで射撃をします。
射撃を開始します。しかしこの時期のこの時間帯は太陽の位置により、まともに逆光となってクレーが見えない時がありました。何度か撃ちなおしをさせてもらいます。
あまり当たっていない私達に大佐ぁさんが
「上級者はリード射法と言って、クレーの前にリードを取って撃つけど、皆さんは銃を構えたままなので、普通に追い越しざまにクレーを撃つようにした方がいいです。」というアドバイスをくれました。

最後の8番で大佐ぁさんは私に
「(今は)銃はクレーの射出口を向けて狙った方がいい。」と教えてもらい、言われた通りにすると、見事プール・マークとも撃破できました。2枚とも撃ち落せたのは初めてです。
大佐ぁさんが「俺よりウメェよ。」と笑いながら言ってくれました。
いやいや、アドバイスのおかげです。でも内心、鼻高々です。
結果は9枚と7枚。2桁にはまたも届きませんでした。
途中で休憩を入れましたが、この時初心者研修会とは別に練習に来ている若い2名の方がいました。
クロさんの知り合いらしく「筑波でいつも撃っている2人だよ。今度教えてもらったら?」と紹介してくれました。
このお2方もベレッタ・ウリカの自動銃です。撃っている所を見学しますが、さすがにうまい。逆光をモノともせずクレーを撃ち落しています。(逆光は言い訳かな?)
SKEET-SHOOTERSの練習会でも、Xデーでも妻の射撃を撮れなかったため、文句を言われていたので妻のいるトラップ面に行きます。
妻も順調に撃っているようです。

妻達の面をコーチしてくれていたのは、午前中の講義で射撃について語ってくれたトップシューターの人でした。コーチの方いわく、「(妻の)顔と銃床が撃つ時に離れてしまい、それで狙いがそれて当たらなくなっている。」という事でした。それには妻も納得しておりました。

妻は自分では意識して頬付けしているつもりらしいのですが、射撃の後は必ず「右顎が痛い」と言っています。無意識の内に頬付けを離してしまっているのかもしれません。
妻の結果もそれほどではなかったようです。
さらに隣の面の、コロゴさんとLEFORZAさん・Sさんの様子を見に行きます。
(スキートは3人しかいないので、終わるのが早かったのです。)

私達と違って、LEFORZAさんは好調のようです。
スコアを見ると・・・え?初心者とは思えない!この点数は反則です!違反です。今日は初心者だけの集まりのはず。退場です!退場!
でも「自称初心者」はけっこういたと思います。それは大体コールの時の掛け声でわかります。
初心者はほぼ「ハイ!」とコールします。「ホー」「ゴー」「ファー」「オー」等は既にかなり撃っている人のコールだと思います。(いったい、いつごろから掛け声が「ハイ!」から変わるのでしょう?)
Sさんも今日が2回目とは思えない点数・・・いつまで経ってもトラップ1枚の私の立場は?
コロゴさんが銃にカバーをかけています。
何をしているのか尋ねると「682が多いので目印です」というお答え。
確かに、少しあたりを見回すと周囲の銃はベレッタだらけ。特に682が一番多いようです。(妻の銃も一応ベレッタです。)SKBのお膝元なのに・・・。(おまえは何だと言われそうですが。)
もっとも普段射撃場ではSKBもけっこう多いんですけどね。
ちなみに今回の研修会40人の中でベネリは私1人のようでした。
(自動銃自体も3人くらいしかいなかった。)
コロゴさんが撃っている最中でしたが、時間が押していたので私達は退散する事にしました。
(コロゴさん、失礼しました。撃っている最中だったもので、声をかけるのは遠慮しました。)
クロさんは既に忘年会へ向かわれ、私達は記念品を受け取り友部射撃場を後にしました。
記念品は、私達が欲しいと思っていた射撃時に腰に下げるタオルです。

いやぁ、本当にいいイベントでした。これからも是非続けて頂きたいと思います。
(そうしたら私は「2年目の初心者」という事で、潜り込ませて貰おうかな?)
講義してくれて、工場見学付きで、タダメシ、タダ撃ち、お土産付き。
ただ少し残念なのは、これだけベリーGOODな企画が、余り初心者に伝わっていなかったのではないか?という点です。
私はおとうたまに教えて貰いましたが、銃砲店ではスルーされていたようです。
(電話で問い合せたら、射撃教習と勘違いされた。)
来年も実施されるならば、もっと広く宣伝して欲しいですね。

最後に・・・日本猟用資材工業会、新SKB工業、大佐ぁを始め講師の方々、教えてくれたおとうたま。大変有意義なイベントでした。改めてお礼を申し上げます。


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2005年11月26日・・・初心者研修会・新SKB工場潜入編 [クレー射撃(1年生)]

この日は日本猟用資材協会が開催する猟銃所持者のための、初心者研修会でした。
またもや朝7時に家を出発。利根川を越えて龍ヶ崎市を抜け、桜土浦から常磐道に乗って友部へ
向かいます。
新SKB工場は割合すぐにわかりました。想像よりは小さめの工場です。(失礼!)

工場に入る時、警備員がいて、入り口でチェックを受け、来社した目的と面談相手を記載して警備室から面談相手に電話連絡を取ってもらい、入場許可書のカードキーを受け取って、警備員に指示された建物へ・・・というような手順は一切ありませんでした。(かなり予想外でした。)
敷地内に入ると、既に車は一杯です。開始時間まではまだ30分くらいはあるはずですが・・・。
ギリギリ入り口近くに車を止め、外に出ると目の前にSHOTGUN-SHOOTERSクロさんの車があります。
そのすぐ横にはコロゴ13カーもありました。今日は私も遅刻せず来ているはずなのに、皆さんお早い。
案内の通りに工場に入り、3階に上るとそこが研修会場でした。そこでクロさんと会います。

クロさんは仕事兼飛び入りカメラマンとして、本日は研修会に来られたそうです。
会場を見渡すとコロゴ13さんとLEFORZAさんがいました。同じテーブルに座ります。
LEFORZAさんは、お友達の最近銃を所持したばかりのSさんとご一緒でした。
な~んと、ミツ○シのマスターまで来られています。そういえば、受講者の名前を書く時に「ミツ○シ」の名前がけっこう見当たりました。

まずは1時間ちょっとの講義から始まります。全体の司会を務めるのはネットで有名な大佐ぁさんです。
まずは射撃というスポーツについて。トラップ・スキート競技のルールを説明しながら、ワールドカップのビデオが流れます。ここで開催者からの一言「射撃はもっともオリンピックに近いスポーツです。」
そう、射撃はオリンピックに最も近いスポーツだと言う事です。射撃人口は現在19万人。
(ここで話が出ましたが、以前は60万人いたと言うので、大変な市場縮小です。)
この内半分近くは、年に数回狩猟に出る程度ですので、事実上10万人くらいのスポーツ射撃人口しかいないのではないでしょうか?(半分というのは、私の推測にすぎませんが。)
それに射撃を行える人は、事実上20歳以上の人のみ。海外にでも住んでいなかった限り、幼少の頃からクレー射撃のエリート教育を受けてきたようなエキスパートは存在しないのです。
講師の方も「特に女性にはチャンスがあります!」というお話でした。
この研修会に参加している女性の姿も意外に多く、「もしかして将来のオリンピック選手になる人がいるかも」とちょっと想像してしまいました。
次にTOPシューターである講師からの、射撃に対する練習について。教本にも書かれている事ですが「クレー射撃には、当たる人と当てる人がいる。」という話をされました。
一瞬、当たる人より当てる人の方がいいように思いますが、違うそうです。
当てる人というのは、ともかくすぐに当たる事を目指して我流のクセをつけてしまう人。一定レベルにはすぐ上達するけれども、その先の上級者へ中々進めない人だとの事です。
一方、最初にキチンとした基本を見に付けると、上達のスピードは遅くても正しいフォームとスイング・狙いから、着々と上級者への道を歩める人が「当たる人」だという事だそうです。
大学時代の友人の話で(その友人は高校時代に弓道部の部長でした)
「(弓道は)当てようとして当てるのではなく、結果として当たるのだ」という話をしてくれました。
当時、私達はからかい半分で仲間内の流行語にしていましたが、
(例1:彼女がいない奴に対して「彼女がいようとしているのではない、結果として彼女がいるのだ」。例2:今日はラーメンを食いに行きたい時「ラーメンを食おうとして食いに行くのではない。結果として食いに行くのだ」などなど)
やはり精神面が大きな要素を持つ、的スポーツでは同じ要素があるのでしょう。
次に銃の構造や、装弾についての話がありました。銃については、猟銃を所持する時の公安委員会の初心者講習と同じような内容なので省略しますが、装弾に関してショットパターンとショットコロンについての話がありました。
横に実際に30インチフルチョークと4/3チョークでのショットパターンが張り出されていました。
ほぼドラム缶程の円の中に2ミリ程度の無数の穴が開いています。これがショットパターンだそうです。(9日にK選手の言われた通りです。)
ショットコロンは撃ち出した散弾の前後の広がり具合で、約2mぐらいに散らばるそうです。トラップではショットパターンほど重視されませんが、スキートではショットコロンも重要だそうです。
こういう知識って関係ない人にとってはただのウンチクに聞こえるかもしれませんが、クレーに当てたいと考える人には、それなりに重要なヒントになると思うのです。

次に工場見学となります。実はこれがあるから研修会場を友部に決めました。
内部の写真はNGかなぁ~、と思っていたのですが、「別に大丈夫」という事だったので、バシバシ取らせてもらいます。
一緒に回る新SKBの社員の方がガイドを勤めてくれ、各工程について説明をしてくれました。
まずは機関部。金属の塊から削りだして行きます。
銃身も作成され、研磨されて上でガンブラックに着色されます。
銃床を作成している箇所です。市販品の場合は機械で1つの型から同時に複数の銃床が作成されるそうです。

なお木材はクルミとの事。注文品の場合は、別途作成されているようです。

この辺からかなり大事な工程です。もうこの工程まで来ると、機械では作業できず熟練工による手作業によって行われて
いました。(余談ですがホンダの友人から聞いた話では、オートバイのフレームなども最後のフレームの歪みを調整するのは、人手に頼るしかないそうです。アルミ角パイプフレームの歪みを手作業で直すなんて神業だと思いましたが、やはり精度を要求するものだと、熟練した人間の経験と感覚に勝るものは無いのですね。)
これは銃身の曲がり具合を調整している所だそうです。

次に機関部と銃身部分の摺り合わせを行っている工程です。皆さん素早く銃の機関部と銃身部分を手に取ると仮組みし、おかしいと感じた所を万力で固定してヤスリをかけて行きます。1人が1日に出来る作業は、銃6丁程度だとの事です。

最後に引き金や撃針を調整する工程です。

一緒に回って写真を撮っていたクロさんが「この人が機関部調整のプロだよ。」
何かあった時には、ここに持って来ればすぐに調整して貰える。色んな選手もこの人のお世話になってるんだ。」
と説明してくれました。この工程を受け持っているのは、私が見た時は1人だけでした。
銃を組み立て、引き金の調子や銃の開閉を試した後、機関部の後ろの銃床を取り付ける部分の長い金具を取り付けていました。
こうして各工程を経た完成銃の出来上がりです。クロさんが一部の銃を指して「こっちの銃はウェザビー製として輸出されるんだよ。」と教えてくれます。タグには「×××(国名)」と書かれていました。

私の想像以上に人間の手による作業が多かったので、かなり驚きです。クロさんが
「こうして作るから上下(二連銃)は工芸品なんだよ。機械で作った銃は(最初から)ガタガタだよ。」と言っていました。
言われる通りです。上下二連銃は工芸品です。機械製品ではありません。これだけ人手に頼っているのですから、上下二連が高価になってしまうのもわかるというものです。
ただ工場内で働いている職人さんが、私よりも年齢が上と思われる人がほとんどでした。あまり若い人は見かけません。ここでも2007年問題があるのか気になります。

しかし銃が作成される工程が、最初から最後まで見られたのは非常に良い経験でした。
滅多に見られない現場です。
正直な所、私は今まで「うまくなってから上下ニ連を買うならベレッタかな。」と思っていましたが、
このSKBの工場見学をしてから「国体レベルに出るようになって、当てるための銃を買うなら、
近くで要望も聞いてくれ、調整もしてくれるSKBだな。」と考えるようになりました。
(もっとうこういう工場見学などを一般に公開して、SKBのファンを増やすといいのではないでしょうか?熟練工が作ってくれる光景は、誰もが心ゆさぶられるものがあると思うのですが。)


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2005年11月23日・・・ホームワーク [クレー射撃(1年生)]

久しぶりに2人で地元の射撃場に撃ちに行きました。
妻が昼過ぎまで出かけていたため、射撃場に入ったのは2時半くらい。
今日の課題は、私はノータイマー・構えたままでラウンドを回り、9日の当たり所の復習をする事。
(復習にしては遅すぎなんですが、やらないよりはいいかと。)
妻は連射が課題です。
お互い目標は10枚超え。特に私はまだ自力で10枚を超えた事がありません。
C面には人がいたので、D面に行こうとしたら、D面はフィールドかダブルトラップと言う事です。
受付で「A面が2人だけだからA面に入って」と言われて、妻はA面に行きました。
私はさっそくスキートの方へ移動します。スキートA面に撃ち終わった人がいらしたので
「すみません、私も混ぜて頂けますか?」と聞くと、その人は
「いいよ。でもここは(クレーが)早いよ。隣の方が遅いよ。」と笑顔で教えてくれました。
わざわざ「早い」と言われる面で練習する程の自信は、私にはありません。
礼を言ってレストハウスの前を通ると・・・SKEET-SHOOTERSの練習会でお会いしたM選手が中で他の方々と話しています。
こちらに気づいた時に私が頭を下げると、M選手も私の方を覚えてくれていて笑いながら会釈してくれます。(おお感激!)
後で少しお話したのですが、そこに一緒にいる方たちも東京の国体選手だそうです。
う~ん、そんな中に入ろうとしたなんて、おこがましい。
スキートにも公式と練習セットがあって当然なのですが、その違いがどの程度のものか、私は理解していません。

スキートB面に入ります。この時は私1人です。(前にいた方は休憩中)
結果は9枚。10枚まではあとちょっとなのに・・・。
黄色のサングラス(安物です)をしていたのですが、クレーが見難い!
1回なんて飛んだ事そのものに気づきませんでした。
この射撃場は、射台から奥を見た時、下が草(この時期は枯れ草)で、次に赤土がむき出しの崖、その上が林となっています。下から緑(黄)→赤茶→暗い緑となるのですが、この色の境目でクレーが見にくくなる時があるようです。(射場のせいにするな!というお叱りの声が聞こえそうですが。)
特に午後の夕方前くらいは太陽の関係で崖がやけに明るく、クレーが見にくく感じます。
(ちなみに、クレーが見えなかったのは全てプールでした。)
銃身はクレーの発射口とセンターポールの中間線に向け、目も銃が指す先をぼんやりと見るようにしています。
しかし、練習会・Xデーと左目の視野で見えていたクレーの発射が、ここでは見えませんでした。
自分の銃の前に来て、初めてクレーに気づいた事が数回ありました。
う~ん、射台に入った時、目はクレーの発射口を見るべきでしょうか?それとも今まで通り、センターとの中間あたりに目を泳がせていて、いいのでしょうか?
今後の課題です。

妻の撃っているトラップ面に行く途中、M選手と少し話しをしました。
大井は普段はあまり行かないけど、撃ちやすい射場だと言われていました。
確かに大井射撃場の方が撃ち易いような気がします。妻も同じ事を言っていました。
壁までの距離が一様だからでしょうか?(何となく射面も大井の方が平らだったように思います。)
私が「また今度教えて下さい」とお願いすると「ああ、いいよ。」とにこやかに答えてくれました。
ヤッタ~!ホントに鷹揚ないい方です。
その後、妻の方に行って結果を聞いてみると、7枚でした。
2人しかいないため、すぐに撃つ順番が回ってくるので2発装填するのに慌ててしまう事と、
やはり第2矢を撃つ事に一生懸命になってしまい、第1矢までおろそかになりがちだとの事でした。
ちなみに第2矢で当たったクレーはなし。お互い、今日は課題がクリア出来ていません。

スキートB面に戻った時、丁度2人の黒い銃を持った人がスキートを撃っていました。
2丁ともベネリM1のようです。(一瞬、片方はレミントンのM1100かな?とも思ったのですが、
後で見せてもらったら、やはりM1でした。)
この人達は、ちゃんと挙銃からやっています(しかもダブルで)。クレーを捕らえるまでが早い!
パカパカとクレーを撃ち落していました。
私が2R目を撃とうとした時、何とこのお二方が「良かったらトリプル・トラップをやるので、一緒に
やりませんか?」と声をかけてくれました!!!
まずは今日の予定のスキート2R目をこなす事にして、後で伺わせて貰う事にしました。
2R目の結果は1R目より悪く6枚。(涙)
何故か1番がいつも当たりません。7番の次に簡単なはずなのに、なぜ?
しかし8番のマークは当たりました。1機撃墜!!!
長男が写真を取ってくれたのですが、やはり後ろに体重が残ってしまってます。
これを見ると、体が反動に撃ち負けているようです。(自分では、それほど感じなかったのですが。)

2Rを終わり、先ほど誘ってくれた方のいるトラップC面に行って見ます。
3人の方が話していました。2人がベネリM1、もう1人がレミントンM870。
話してみると10/8に撃っていた人たちで、このブログにコメントをくれたSinさんのお友達だそうです。
もしかしてそうかなぁ~と、思ってはいたのですが、こうして再び偶然お会いできると何となくうれしいものです。
さっそく銃の話。1人の方は以前にM3を持っていたのですが、その後M1に買い換えたそうです。
やはりM3を持っていた人がM1に買い換えるパターンって多いのでしょうか?
M3は先台が遠いのが、やはりネックです。おまけにM1の方が軽い。
もう1人の方が持っていたのは、やはりM1プラクティカルでしたが、今日は替え銃身でスラッグにしているそうです。M1を見てると、ますますM1が欲しくなって来ます。
M870の方はもう1丁自動銃をお持ちのようですが、M870を極めてお気に入りのようです。
確かにそばでよく見せてもらうと、銃身とか同じ12番でもベネリより大分太いような気がします。
M1の方はもう1丁ヘッケラー&コッホの上下ニ連を持っていました。製造はファバウム?製だそうです。日本に何丁もない銃だとか。銃身全体にエンジンターン加工(って言うのかな?丸い模様)が
入っていました。珍しい銃好きな私としては、けっこう気になる銃です。
「(トリプルトラップは)まだ1Rしか撃っていませんから、ご一緒にどうですか?」と再度誘ってくれました。やってみたかったのですが、既に手持ちの弾もなく懐も心細かったので、ご辞退してしまいましたが。代わりに皆さんが撃たれる所を見せて頂きました。
トリプルトラップは5Mの射台から撃つんですね。ポーンポーンポーンというリズムでクレーが撃ちだされます。
M870の方はスライドアクションに慣れているようで、滑らかな操作で装填し、狙って撃っています。
なるほど慣れている人なら、自動銃で反動の大きい弾を撃つより、反動の小さい24gをスライドで撃った方が撃ちやすいのかもしれません。(私は自分が出来る自信はないですが。)
この距離なら私のベネリでも十分撃てそうだし、次に機会があれば挑戦してみよう、と密かな闘志を燃やしている私でした。
トラップA面に戻ると、妻も既に撃ち終えているようです。2R目は5枚。
ふっふっふ、僅差で2Rとも私の勝ちです。
今日は、私も妻も新たな発見も進歩も感じられませんでしたが、M選手と会い、SINさんの仲間の
方と知り合えた事がプラスでした。
こうして地元の射場でも、少しずつ知り合いが増えて行く事が、射撃の楽しみを増やし、技術面での
向上に繋がって行くのではないか、と思ってます。


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シンとデンの神隠し(GunShopGB)【銃砲店探訪】 [クレー射撃(1年生)]

その日、私はXデーおでん大会のブログを書くために、むりやり仕事を定時で切り上げ(いいのか?)
家路へと急いでおりました。
「このタイミングなら1駅歩いた方が早い」と判断した私は、隅田川を越えて蔵前駅へと向かいました。
隅田川にかかる蔵前橋は暗く、通る人影は私しかいません。
特急の到着時刻まで間があった私は、コンビニに寄ろうと暗~い裏道を通りました。
稲守神社の前を過ぎてしばらく行くと・・・。
「おいてけ~」
という不気味な声が・・・しませんでしたが、今まで何もなかった(閉まったテナントだったと思います。)所から明かりが見えます。

(余談ですが、蔵前周辺はオモチャ問屋や倉庫が多いです。)
ブラインドが下りて、入り口からのみ中が見えました。
「ソフトハウスでも出来たのかな?}
と思いながら、何気なくそちらに目をやりながら通り過ぎると・・・。
私のと同じイヤープロテクターらしきモノが目に入りました。
数歩進んで「えっ?」と思い、足を戻してもう一度よく見ると、確かに私と同じイヤープロテクターの
ようです。ヘッドフォンではありません。
さらにその下には、銃床らしきものが1つ見えるではありませんか?
事務所の前を見回しますが、看板らしきものも社名も何もありません。
奥では1人の男性がPCの前に座っています。
ここは銃砲店なのでしょうか?
数秒迷った後、意を決して扉を押します。
男性は一瞬不審そうに顔を上げます。私は「あの~、ここは銃砲店ですか?」と、訪ねると
「そうですよ。HPを見て来てくれた方ですか?」と明るく答えてくれました。
そう、やはりここは銃砲店だったのです。
週に1~2回はここを通っているはずですが、今までまったく気づきませんでした。
それもそのはず、開店したのがXデー(11/12)との事です。(つまり私が訪れたのは3日目)
ここはガンバンク・ドットコムが移転し、リニューアルされた銃砲店でした。
(この時は、ガンバンク・ドットコムが移転した事を知りませんでした。ガンバンク自体もよく知らない。)
中古の上下二連があるかと聞いてみると、まだ開店したてで中古はあまり無いという事。
ショーケースを見せてもらうと、
ミロクのステンレスモデル、ルガーレッドラベル、SKBのトラップ銃などがあります。
自動銃の方は・・・ベネリM1があり、スライドでM870のマリーンマグナムがありました。
M1はやはり軽いようです。マリーンマグナムは銃身も太く、ベネリよりは頑丈そうです。
下の方にサイガというロシア製自動散弾銃が何丁かありました。口径は410番と20番だそうです、。
それ以外に、何とベレッタM3P(箱型弾倉付き)があるではないですか!
非常にめずらしいです。この銃は開店前に入荷の連絡があった時、手伝いに来ていた常連さんが
即決して購入されてしまったそうです。・・・私も欲しい。
なんとその次の日、射撃組さんからメールをいただき、この銃砲店のHPを見ました。
私が見たルガーも掲載されています。
(ここで先の店がガンバンクだった事がわかりました。)
いやぁ、何か不思議な縁です。買わなかったけど・・・。(縁って言わないか)
銃砲店のマスタいわく「面白い系」の銃がけっこうある、との事でした。
何か不思議な気がしました。自分が通勤の時によく通る道にいきなり銃砲店が出来ているなんて。
しかも暗い裏道なので、余計にキツネにでも化かされたような気分でした。
結局、時間を忘れて話し込んでしまい、この日はブログが書けませんでした。


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