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ロボットカー・レース「グランド・チャレンジ」 [雑談夜話]

このブログには銃とは関係ない事は、見る方にも面白くないだろうと思って書かないつもりでした。
しかし、私のすっごい興味のある記事が出ていたので書いてしまいます。

ロボットカー・レース「グランド・チャレンジ」って知ってますか?
以前にNHKで放映したので、ご存知の方も多いと思います。
アメリカ国防総省(DARPA)が開催している、完全自立走行によるロボット・カーのレースです。
人間の手は最初にスイッチを入れるだけ。それ以外は全てロボットに積載されたコンピュータが、自立的に判断して自動車をゴールまで走行させるのです。簡単に言うと「ナイトライダー」の世界です。
第一回は2004年3月に行われました。結果は全車リタイヤ。一番走った車でわずか12キロ。
レースは240キロ(当初は480キロ)ですから、いかに及ばなかったかわかります。

第2回は2005年10月8日に本戦が行われました。
結果は・・・なんと5台が完走!ものすごい進歩です。
グランド・チャレンジは、ロボットカーが完全自立走行で、240キロの砂漠のコースを10時間以内に走破する事が求められますが、トップのスタンフォード大学製作の『スタンレー』は6時間53分58秒で走破したそうです。素晴らしい!
私も出来ればいつかグランドチャレンジに挑戦してみたいなぁ、なんて無謀な事を考えていました。
正直、この手の自動走行車は、あと最低5年は実現不可能だと思っていたのですが・・・。
優勝賞金は200万ドルです。もっとも制作費用に1200万ドル以上かかっているそうです。
しかし賞金は問題ではありません。これから成長してくる分野は、間違いなくこの手のロボット制御技術だからです。
日本では人型ロボットが二足歩行した事が大きく取り上げられてますが、商業的には自動車の自立走行の技術の方が、はるかに意義があると思います。
一般的な街での自動走行だけではなく、軍用としてはすぐにでも需要があるでしょう。
事実、このグランド・チャレンジも米軍が兵站のために、無人走行車両を開発しようとした事から始まっています。兵站用輸送が無人化すれば、イラクで人質になった美人米軍兵士みたいな問題は起こりませんものね。
事の良し悪しは別にして、この手の技術でアメリカに先を越されてしまったのは、日本の産業界としては大きな痛手だと思うのです。PCのOSやソフトウェアだけではなく、ロボットの制御技術もアメリカに握られてしまうのでしょうか?
今まで組込みソフトなどのハードと一体化したソフト等の分野は、日本が実質トップだっただけに、私はグランド・チャレンジの成功は、とてつもない脅威に感じます。
日本の未来の産業のためにも、トヨタでもホンダでもいいですから、今からでも自立走行車の開発を急いで欲しいと思います。

http://response.jp/issue/2005/1011/article75112_1.html


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コメント 3

ぷくぷく

ロボットカー・レースの番組は、私も見た記憶があります。
バギーサイズから大型トラック並みのサイズまで、各社区々のロボットカーが出てきて面白かったなぁ。でもちょっと不気味な気も・・・
うーん・・おバカちんな私には良く分かりませんが、最近嫁には上手く制御されてる気がしてます。さて・・そろそろ皿でも洗うか・・・
by ぷくぷく (2005-10-13 22:41) 

SHINDEN

前回一番走ったのは、ハマーかなんかの改造車でしたが、今年優勝したのは
VWだそうですよ。
そう言えば第1回では、オートバイで参加した人もいましたよね?
>>最近嫁には上手く制御されてる
そうですそうです。男は取り込んだつもりで取り込まれているんですよね。
いつの間にか「鬼嫁(シューター)日記」にならないように、お互い頑張りましょう。
by SHINDEN (2005-10-13 23:14) 

ぷくぷく

>「鬼嫁(シューター)日記」にならないように、
なんか射撃の記事よりスラスラ書けそうで怖い・・・_| ̄|〇
by ぷくぷく (2005-10-14 12:26) 

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